大分郡の挾間・庄内・湯布院は、総面積の約319.16平方キロメートルのうち約70%が森林で占められ、久住、由布、鶴見火山群を水源とする一級河川大分川の源流を有しています。大分川の豊富な水量は、大分郡3つの町はもとより、下流域の大分市においても幅広く利用され、多くの人々の生活を支えています。
 歴史的には、現在の大分郡3町地域は、明治8年以降、合併や郡境の変更を繰り返し昭和29年から30年にかけて行われた合併により現在の大分郡3町が誕生し、改称を経て今日に至っています。
 特に3町は、大分川流域にあって人々の往来を通じ共通の風土、文化を形成してきました。
 大分郡3町は、大分県のほぼ中央に位置し、県都大分市と別府市などに接しています。地域の北部から南西部にかけては、由布岳や黒岳など1,000mを超える山々が連なり、東西に流れる大分川の流域を中心に町並みが形成されています。
 3町の基幹産業は農業と観光で、豊かな水や地域ごとの気候特性を生かして、多種多様な農産物や畜産物が生産されています。また、北部の湯布院町は、豊かな自然や温泉に恵まれた生活型観光地としてのイメージが定着し、全国から多くの観光客が訪れています。
 大分郡3町の人口は、最近20年間において昭和60年をピークに減少傾向にありましたが、近年、人口の増加が顕著な挾間町の影響により、最近5年間は微増に転じています。それに対して、世帯数は一貫して増加を続けており、核家族化の進行と高齢者世帯の増加傾向がうかがえます。
 一方、高齢化率についてみると、大分市に隣接し人口が増加している挾間町と観光地として知名度の高い湯布院町が20%前半であるのに対して、庄内町は30%を上回っており、64歳以下の人口構成をみると今後、庄内町の高齢化の進展が予想されます。
 また、道路網の整備が進み県都大分市の通勤エリアが拡大していることから、大分郡内3町への転入の動きが今後も続くことが予想されます。